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蒔絵
     
平蒔絵   高蒔絵   研出蒔絵   肉合研出蒔絵
蒔絵は、漆器製造の最終工程で生漆(きうるし)を用いて絵や文様を描き、その上に金粉や銀粉を蒔いて漆が乾きやすいように温度や湿度を設定した空間(風呂という)に入れて乾燥させ、漆が乾いた後に表面をキメの細かい炭で研(と)いで完成させます。
その基本的技法に、平(ひら)蒔絵、高(たか)蒔絵、研出(とぎだし)蒔絵、肉合(ししあい)研出蒔絵があります。

平蒔絵は、漆で模様を描き、金粉をまいて仕上げた蒔絵で一番簡単な蒔絵技法です。
高蒔絵は、漆で盛り上げていく立体的な表現をする技法です。
逆に研出蒔絵というのは、平面的技法です。漆で模様を描き、金粉をまきます。
その上に漆を塗り、炭で漆の中にある模様を研ぎ出します。
そして、肉合(ししあい)研出は、一番難しい蒔絵技法です。高蒔絵と研出蒔絵を同時並行的に作っていく技法で、現在では肉合研出で作品を作る職人はほとんどいません。
>>蒔絵の技法解説をムービーでご覧いただけます。>>(16.2MB)
※このムービーは、「清水三年坂美術館ガイド゙DVD」より編集し、低画質にしたものです。
  「清水三年坂美術館ガイド゙DVD」は、当館ミュージアムショップにて販売いたしております。




七宝
一般的には、銅をベースとし、その上に描いた下絵に沿って、平たい銀線や真鍮(しんちゅう)線あるいは金線を貼り付けていきます。
貼り付ける時には、昔から伝統的に蘭の根から取った糊を使います。その後で線を固定する為に銀ロウをつけて窯で焼きます。
固定された線で作った枠の中に、水で濡らした筆で色の着いた七宝粉を付着させます。しかし、一度に大量の七宝を溶かしてしまうと液体化して流れてしまうので、少しずつ付着させます。線の高さは1mm程あるのですが、線を完全に隠すだけの七宝を溶かすのに、七宝を枠に入れては溶かす作業を5〜8回繰り返します。そうすると右から2番目のような状態になります。この段階では、表面がすごくデコボコになっている為、荒(あら)磨(と)ぎから始めて、仕上げ磨ぎまでおよそ7、8種類の砥石(といし)を用いて完成させます。一番右がその完成品です。
>>七宝の技法解説をムービーでご覧いただけます。>>(6.4MB)
※このムービーは、「清水三年坂美術館ガイド゙DVD」より編集し、低画質にしたものです。
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金工
<彫金>
蹴り彫り   片切り彫り   高肉象嵌   平象嵌
     
    完成品     仕掛品        
金工の技法には、金属を溶かして作る鋳金(ちゅうきん)、金属を叩いて作る鍛金(たんきん)、そこに、鏨(たがね)の頭を小さいカナヅチで叩きながら彫ったり、異なった金属をはめ込んだりして金属の表面を装飾する彫金(ちょうきん)があります。彫金には、蹴り彫り、片切り彫り、魚々子(ななこ)、なめくりなどの他、布目(ぬのめ)象嵌、平(ひら)象嵌、高肉(たかにく)象嵌などの象嵌技術があります。
蹴り彫りは、文様の輪郭などを線的に現す線刻方法で、刻線は三角形の鏨跡のつながりで、力強さや繊細な感じが表現出来ます。
日本独特の技法である片切り彫りは、左右の切れ込み角度と深さを変えることにより、光で陰影が付き、筆の味が表現出来ます。
魚々子とは、背景の地摸様に使われるのが、凹面の丸の鏨(たがね)で一粒一粒、同じ間隔、同じ力で打つ、非常に集中力が必要な技法です。魚の卵に似ているので、このような名称が付きました。
象嵌とは、金属に金属をはめ込む技術ですが、その中でも取り分け文様を豪華に表現する為に生れたのが、高肉象嵌です。高肉象嵌は、地の金属より盛り上げて象嵌する技法ですが、地の金属と同じ高さに象嵌するのを平象嵌と言います。
<合金と着色>
   赤銅    四分一 緋銅   黄銅
日本では、古くから金、銀、銅、錫、鉄を「五金」と呼び、金属工芸品の素材として広く利用してきました。 こうした単一の性質を有す「五金」の他、二種以上の金属を溶かし合わせ、新しい機能、特性、色彩などをもたせた合金もまた金属素材の一つとして多用されています。
銅をベースにした合金には、四分一(しぶいち)、赤銅(しゃくどう)、黄銅(おうどう)などがあります。 純粋な銅3に対し、銀1を混ぜると、四分一とよばれる合金になります。 金を1.5〜10%混ぜると、赤銅と呼ばれる合金になります。 亜鉛を混ぜると、黄銅、あるいは真鍮(しんちゅう)とよばれます。
また、金工品制作の最終段階で行われる表面処理に、煮色仕上げがあります。 銅合金の場合は、硫酸銅と緑青(ろくしょう)の液の中で10分〜15分間煮込みます。 四分一は緑がかった灰色、赤銅は黒、黄銅はカーキ色、そして純粋な銅の場合は焦げ茶色に変化します。
>>金工の技法解説をムービーでご覧いただけます。>>(13.4MB)
※このムービーは、「清水三年坂美術館ガイド゙DVD」より編集し、低画質にしたものです。
  「清水三年坂美術館ガイド゙DVD」は、当館ミュージアムショップにて販売いたしております。



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